2019は非常に良いヴィンテージです。

ワインは中程度から高アルコールレベルで、洗練されたタンニンとアロマがあり、力強さよりもエレガント。

夏は乾燥していたため、果実は小さく凝縮していしましたが、9月末に降った雨がブドウの木の回復に大いに役立ち、最終的な収量は妥当です。
ボルドーのブドウ畑の約5％が雹と霜に見舞われますが、2017年の40～50％損失に比べればはるかに少ない数値です。

右岸は特にポムロールは、砂質から粘土質まで様々な土壌を持ち、濃厚で凝縮した果実味をもたらしています。
左岸のブドウは、一般的に砂利が多く、水はけの良い土壌のため、干ばつで苦戦しフェノールの成熟が難しい傾向です。
しかし、オー・メドックのトップ・ワイン、特にポイヤック、サン・テステフ、サンジュリアン、マルゴーのワインは、ペサック・レオニャンのワインと同様、今のところ高い評価を受けています。